打ち合わせのメモを「3行で要約して」と頼む作業を、ほぼ毎日やっています。毎回おなじ文章を貼り付けているので、どこかに保存して呼び出せないものかと、前から思っていました。
使っている道具の公式ドキュメントを見に行ったら、その保存の仕組みの説明が前と変わっていました。呼び名が増えていて、置き場所も書き足されています。いい機会なので試してみました。
保存して呼び出す、というのは、いつも貼っている文章に短い名前を付けておいて、その名前を打つだけで同じ依頼が飛ぶようにする、という程度の意味です。
先に、いつものやり方で2回流した
新しいものを見つけると、すぐそちらから触りたくなります。ただ前に一度それで痛い目を見たので、まず「いつものやり方」で2回流して、手元に基準を作っておきました。依頼文とメモを全部まとめて貼り付ける、いつものやつです。
そのうえで保存版を作りました。依頼文を書いたファイルを、決められた名前のフォルダに置くだけです。コードは書いていません。ただし、ファイルの拡張子は .md(マークダウン)にします。公式の説明もそう書いてありました。
呼んでみたら、こう返ってきました。
要約対象のメモが提供されていません
空振りでした。文言はそのときどきで変わるようですが、どれも同じことを言ってきます。保存されるのは依頼文だけで、肝心のメモは一緒に入りません。書いてしまえば当たり前なのですが、「保存した」という感覚があるせいか、材料まで込みで動くような気がしていました。メモのファイル名を後ろに付けて呼び直したら、今度はちゃんと3行で返ってきました。
気をよくして、別のフォルダで同じように呼んでみたら、二回目の空振りです。
Unknown command
最初は名前を打ち間違えたのかと思って、何度か打ち直しました。フォルダの中を覗いてもファイルはちゃんとあります。おかしいと思ってドキュメントに戻ったら、置き場所の説明のところに答えが書いてありました。
置き場所は、そのフォルダでだけ使うものと、自分がどのフォルダでも使うものとで分かれていて、わたしが置いたのは前者のほうでした。だから隣のフォルダに移ったとたん、そんな名前は知らないと言われたわけです。ひとりで使い回したいなら後者に置きます。移して呼び直したら、まったく関係のないフォルダからでも通りました。
あとで気になって、置き場所はそのままに拡張子だけ .txt に変えて置き直してみたら、この Unknown command がまた出ました。中身も名前も置き場所も同じで、違うのは拡張子だけです。呼んでも知らないと言われるときは、置き場所と拡張子の両方を見たほうが早そうでした。
基準を取っておいてよかった
最初に流した2回のうち、1回は3行が1段落にまとまって返ってきていました。
もし基準を取らずに保存版から始めていたら、「保存すると形が崩れる」と書いていたと思います。実際には保存とは関係なく、もともとそのくらいは揺れるようです。新しいほうで起きたことを、つい新しさのせいにしてしまうのが、自分でも怖いところでした。
なので、しばらくはこの順番で試すことにします。まず、いつものやり方で2回流して基準を取る。次に、新しいほうで同じことをやる。そのうえで、基準と違うところだけを見る。
順番を守ると地味に時間はかかります。それでも、空振りした二回はどちらも自分の置き方の問題で、道具のせいではありませんでした。最初にそう切り分けられただけでも、やった価値はあったと思っています。
追記:エラーが出なくなっていました
後日、道具を新しい版に上げてから、同じことをやり直しました。上に書いた Unknown command が出ません。
代わりに、名前を知らないまま普通の頼みごととして受け取られて、要約そのものは返ってきます。名前が通らない状態(置き場所の違うフォルダと、拡張子を .txt にしたもの)で8回流したところ、8回とも要約が返り、「そのコマンドは入っていません」と断りを添えてきたのが7回、何も言わずに要約だけ返してきたのが1回でした。
上に書いた置き場所と拡張子の話は、今回も同じでした。変わったのは、失敗したときの見え方だけです。止まってくれないので、かえって気づきにくくなりました。
保存した依頼文が効いていないので、返ってくる形はわたしが指定したもの(前置きなし・3行)ではありません。呼べたかどうかは、エラーが出たかではなく、返ってきた形が保存したとおりかどうかで見るしかなさそうです。ここは書き直しておきます。
なお、この見え方もモデルによるようです。後日また流し直したら、要約を返さずに「何をしたいのですか」と聞き返してくる回がありました。